前回に引き続きドローイングソフトのご紹介。
CLIP PAINT Labです。
CLIP PAINT Lab紹介ページコミスタ、イラスタでお馴染みのセルシスが新たに開発を進めているCLIP STUDIO,
通称クリスタの試用版となる位置づけとなっています。
新開発の描画エンジン「TRIGRAV」により、64bit環境に最適化した快適な描画を実現します。
と紹介ページにあるように、書き味に定評のあるSAIに迫る、或いはそれ以上の描画感覚だと個人的に思います。
これは僕のマシンが64bitだからかも知れませんが・・・。

オーソドックスなメイン画面。
修飾キー、ショートカットキーのカスタマイズは勿論可能です。
ペンのカスタマイズもある程度できます。
特筆すべきは何と言っても書き味。
水彩の一部ブラシはサイズを上げると重いですが、
ペンツール、鉛筆ツールは意図したとおりの線を描いてくれます。
これがTRIGRAVの力だというのか・・・!
機能面でSAIと違うのは、直線ツールやグラデーションツール、文字入力ツールもあること。
Photoshopほどではないですが、レイヤー効果も豊富です。
その他にもメッシュ変形ツールとか画期的なものもあるようですが、
まだ使ってないので効果の程は不明です。
不満点がないわけではないですが
(カラーサークルにスライダを同時に表示したい、レイヤー非表示の時マークが完全に消える、
アイコンがもうちょっと何とかならないか)
それでも現時点でかなり期待できる仕上がりになっています。
ツールウィンドウが最前面に残るバグもありますが、試用版ですしこれは直るでしょう。
これまでメインで使ってきたSAIは、今後アップデートが見込めない上、
僕のようにMacでSAIを使いたいとなると
仮想化ソフトを立ち上げるかBootcampでWinにログインしなければならなかったので
その手間が省けるだけでも大きいですね。
実際これを使い始めてからSAIを使うことがなくなり、
Winを起動しなくなりました。
というわけで、CLIP PAINT Lab,かなり期待なのですよー。